援助交際が分岐点
サイトTOPでも軽く触れていますが、
テレフォンクラブは1980年代半ばに登場したコミュニケーションツールです。
1990年代には、隆盛を極め多くの店舗が全国各地の繁華街に出店されました。
当時は、店舗型のみで男性は1畳ほどのパーティションで区切られた個室で女性からのコールを待ちました。
そこで他の利用者と早取り競争をして、
いちばん最初に受話器をとった人が女性のコールを受けることができる仕組みでした。
この早取りは、受話器半押しなど、
さまざまなテクニックが生まれゲーム感覚で楽しんだ記憶を懐かしむ方も多いかと思います。
後に東京都など一部の自治体では条例により「早取り」形式は禁止されます。
テレフォンクラブが流行すると、
女性はフリーダイヤルのため女子高生の間でいたずらが多くなりました。
そのうち抵抗感が薄れ、中には相手と話しをする子が出てきて、
そこから援助交際に発展するケースもあり、テレクラを介した援助交際が社会問題化しました。
その後、1995年に岐阜県で青少年のテレフォンクラブを規制する青少年保護育成条例が改正されて以降、
全国各地でテレホンクラブ規制条例が制定されました。
追い討ちをかけるように、身分証明書の提示を義務付けたり、
深夜の営業を禁止、出会い系の登場などから一時衰退しました。
しかし、現在でもテレクラは存在して、
悪徳出会い系に辟易したユーザーが戻りつつある状況になっています。
さんざんやりとりをしたうえで電話番号を手に入れる出会い系にくらべ、最初から電話で話せて、
相手の雰囲気やフィーリングがつかめるテレフォンクラブが復興するのは当然の流れともいえます。
さらに、携帯電話の普及により、
いままで以上に女性が手軽にコールできる環境もテレクラ人気に拍車をかけているようです。
一昔前のテレクラの密室のイメージは排され、
新世代のオンナの子が利用するコミュニケーションツールとして試してみるのはアリですね。
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